活動レポート

   
      平成29年3月5日(日)  平塚写真連盟主催の平成28年度 第2回セミナー
 
                                          於 平塚市中央公民館 3階大会議室


    テーマ:プロラボから見た{良いプリントを作るために}講座

    講師:株式会社イーストウエスト 森 氏
    時間:13:00より約1時間

 

    講座内容

 1.銀塩デジタルプリントとインクジェットプリントの差について
(1)諧調と発色に差が出る。
(2)インクジェットプリントの方が鮮やか。
(3)銀塩デジタルプリントの方は諧調再現が豊か。
   特に人の肌のグラデーション等。
(4)プリントの色の調整は色相環や補色関係を意識して修正する。

           矢印は補色関係を表す。
            
 


(5)光の原色と色の三原色の違い
   光の三原色は赤(R)、緑(G)、青(B)。混ぜ合わせると明るくなる。
   色の三原色は黄色(Y)、赤紫(M)、青緑(C)。混ぜ合わせると暗くなる。

            

 2.見せるポイントを表現する
(1)見せるポイントを際立たせる方法⇒明るさ。
   全体の光のバランスを考えると、バックも少し明るくする方が良い。
(2)全体をドラマチックに仕上げる方法⇒コントラスト・彩度。
(3)ピントが甘い場合を多少ピントを良く見せる方法⇒シャープネス、コントラスト。
(4)透明感を出す方法⇒明るさ,彩度。
(5)立体感を出す方法⇒部分コントラスト。
   順光で撮影すると遠近感がなくなるので、部分的にコントラストを上げると
   立体感が出る。

 3.選ぶ紙で表現方法が変わる
(1)銀塩デジタルプリントは自然色に近い。
(2)色を誇張したいときはインクジェットプリントが良い。
(3)どちらを選ぶかは嗜好の問題。
(4)いろいろ試してみた人がインクジェット光沢紙に戻るケースが多い。

 4.モニターとプリンターの違い
(1)調整をキャリブレーションという。かなり難しい。
(2)自分のモニターとプリンターの癖を覚える。
   青空や白い壁を撮影して印刷してその違いを覚える。

 5.裏打ちと後加工
(1)写真を撮影したり印刷したりするときに注意を払うのに較べ、多くの人は
   見せるときの配慮が足りない。注意を払わない。
(2)写真展に行くと展示品がぼこぼこになっている。是非どんな種類のものでも
   よいから、裏打ちをお勧めする。
(3)写真展では1mm塩ビシートの裏打ちが一番使われている。値段も手ごろ。
(4)再利用はできないが、裏打ちしてあれば展示会終了後にプレゼントに使える。


以上の内容を調整前の写真と最適調整を行った後の写真のサンプルプリントを使って説明をされた。
また、裏打ちやパネルのサンプルも使用されて説明された。


                           記録:We-写楽  加藤 貴



 
    平成28年6月5日(日)  平塚写真連盟主催の平成28年度 第1回セミナー
                                    於 ひらつか市民活動センター(定員80名)
    テーマ 季節感の表現方法とレンズワーク
     講師   風景写真家  山口高志氏

   風景写真家の山口高志氏による講演は、好評であった昨年2月に引き続き2回目となりました。

     まず太い木が左に有って右奥に小さな木が写っている写真から始まりました。箱根のブナ林で、昨年
    の今ごろ撮影したもの。 20mmレンズで1.2Mの距離で撮影、補正は+0.7だそうです。
    広角ズームレンズは近くが大きく、遠くが小さく写るので、遠近感を肉眼と同じように描写できます。
    同じ位置から縦の構図をみせて、縦と横を取り分ける。(縦位置は意識して撮影する)

    次に佐渡島で撮った浮島です。 80mm-400mmのレンズを使用し、90mmで撮影、影と日向の明暗
    は-0.3補正。別の構図では木の陰が沼に映っていて波紋が出ている写真,奥をズームアップし手前
    がボケている写真、など色々な角度からねらっています。
    
    次は手前が草原、奥に霧がかった杉林を広角レンズで撮り、標準レンズでは左に木の枝を入れ,真
    ん中に小さな木。 100mm、縦位置、小さな木をズームアップ。  250mm、横位置,更にズームアップ
    とレンズワークを披露しました。

    山梨県南アルプス市の人造湖で水面からカモが2羽飛び立つ瞬間をとらえた写真も素晴らしい。
    レンズ400mm、カモの前方を余裕をもった構図がポイントをだそうです。

    再び箱根のブナ林、7月中旬、縦位置、16-35mmレンズ20mmで3Mから撮影。ズームアップして
    24-70mmレンズ、70mmで撮影、背景は霧がかかって木が際立っています。

    その他には、アジサイ、レンゲつつじ、ハス、などの花を被写体にしたものや、滝,、夕やけ、朝やけ、
    棚田、そば畑、波、雲海、月などをレンズを変えて或は時間の経過をうまく使って撮影した作品を、数
    多く見せていただきました。

    ホワイトボードに貼られた作品の説明では、A4は元の写真で、補正後のプリントがA3とのことです。

    質問の時間になり、カメラは広角レンズ・望遠レンズを装着したものを2台使用して撮影すると、レンズ
    交換不要なので、ゴミが入る危険が無いとの回答でした。 又桜が散る写真を撮る時はバックが暗い所
    を選び、1/60~1/250のシャッタースピードで撮るのが良いそうです。 質問は全部で6名いました。

     15:40 終了しました。                                              以上
                                                     記録:対馬

    


  

   平成27年2月27日(金)  平塚写真連盟主催の平成26年度 第2回セミナー

                                    於 ひらつか市民活動センター(定員80名)
   テーマ 魅力的な写真の表現法・撮影ポイント
   講師  風景写真家  山口 高志氏



   講師の山口 高志氏は風景写真家として著名であることはもとより、神奈川県下の名所、史跡、文化財の撮影にか
  かわるなど、神奈川にはなじみが深い。現在は二宮町の吾妻山のふもとに住んでいる。
   吾妻山で撮影した菜の花の写真スライドを冒頭に、数十枚の作品をプロジェクトで投射してのレクチャーが続いた。
 
   撮影会などで受講生によく言われることとして、あたりの撮影が一段落すると、「他の撮影場所はないか」と。
   ・同一場所でも1日のさまざまなシーンを撮る。
   ・撮影場所での太陽の位置、周囲を歩いて観察、時間の経過で見せる姿。
   ・イメージトレーニング。イメージを膨らませることが大切、等々。

  以下、スライドを見ながらのレクチャーから、
   菜の花にて・・・・・朝の太陽の当たり具合、日中の影の入れ方で立体感を。
           ・夕方の斜光、夕暮れ時の赤味光線
    質疑より:絞り優先。至近(40㎝)から無限(富士山まで)で絞りは16にて。
          白・黄色では+0.7補正  露出がアンダーになると白・黄色は濁る。

   堂ヶ島、三四郎にて・・・・・逆光の時間の移り変わり。色の変化を表現、遠近感を入れ込む。
                ・夕焼けは+0.7補正(山口氏はシーン撮影は使わないとのこと)
                ・主な使用レンズは、広角:16-35 標準:24-70 望遠:80-400
                 日本の風景撮影では16-300で対応可。
                ・画面構成では、縦構成は奥行、横構成は広がりが表現される。
                ・夕日はデジタルの場合は補正-0.7位
                ・夕景モードは使用しない。(黒の部分に赤味が出ることがある)マルチ測光で撮影。

   桜・・・・・・・・・・・・・・・悪条件でも面白い撮影ができる。 ex春霞 湧き上がるガス 漏れる日差しetc
               ・白めの桜は補正+0.5
               ・WBは「晴れ」 色温度は5200k-4500k
               ・ガスっているときなどは、+0.5から+1.0でふわーとした桜色が得られる。
    
   新緑の小道・・・・・・・・木漏れ日の変化、目の向け方が肝要。

  小中大の滝・・・・・・・光と影の意識を持つ。

  色々のシーンで細部にわたり、工夫・ポイント等を解説いただいた。
  風景写真の撮影は、「足で撮れ」とは師匠の竹内敏信さんの言葉。探す、位置をずらす、構図を変えるなど。一か所
  を1日かけて撮る気持ちで。粘りが一番重要とのこと。
   未熟な私にはなかった撮影方法、考え方を受講して学ばせていただいた。身近な場所からの撮影でじっくり実践し
  今後に生かしたいと思う。
                                        記録:We-写楽 大貫 毅
                                                          
    
 


       
 平成26年6月7日(土)   平塚写真連盟主催の平成26年度 第1回セミナー    
                               平塚市中央公民館 3階大会議室  
テーマ  PLフィルター 活用講座  
 講師  (株)ケンコウトキナー  チーフデモンストレーター
田原 栄一 氏  
       
 *フィルターについて   
  PLフィルターとサーキュラーPLとの違いについて  
    PLフィルター  :ブラインド方式(装着するだけで効果がある) 
      :コーティングしているPLフィルターは逆光では効果がない(フレアーが出やすい) 
      :最新のコーティングはフレアーが出にくく改善はされている 
    サーキュラーPL  :ブラインドに入った光量を調整する(回して効果がでる)
      :以前は厚みがあったが現在は薄型になり回しやすく改善
      :二枚のガラスの間に偏光幕が張ってある 
      :熱に弱い。60度のなかで30分位で劣化する 
  フィルターを通年付けっぱなしにしての使用は2~3年で効果がなくなる  
       
 *写真表現の実例より   
  ・反射除去効果を作例にて説明  
  ・色彩コントラストの効果(空を濃くする等)
  ・フィルター効果の見方・・・・外して覗く、 PLファインダー(アクセサリー)で確認 
  ・フィルターの上手な使い方・・・・正面からは消せない、斜めに30~40度の角度で  
  ・反射を消したり、増やしたり、・・・・・消えた所から90度回すと増える(虹の撮影)
  ・PLフィルター ブラケティング・・・・・消えた所から30度刻みに3カットを(パターンの違いを)
  ・PLフィルターを使用する時は保護レンズを外す(原理原則論)
   
 他にもいろいろと細かく説明があり大変有意義なセミナーでした。皆様の参考になりましたら幸いです。
                                   レポーター  大貫 毅